二中・二高通信

20200617

その他

小さな思い伝わる

 先週の木曜日(6月11日)、関東バス五日市営業所の副所長様から突然、お礼のお電話をいただきました。何のことかと伺えば、コロナ情勢で厳しい労働環境にあるバス運転手の私どもに、たくさんの手作りマスクケース(60個)を贈ってくれた本校の高校1年生男子に直接お会いして御礼申し上げたいという内容です。加えて、運転手一同、本当に感激しておりますという感謝のお言葉も続きました。
 直接のお礼は、現下の情勢を鑑み、お申し出を丁重にお断りしましたが、お気持ちを必ず当人にこちらでお伝えいたしますと、いただいたお電話を切りました。
 早速、この嬉しい報せを、当人のご家庭に連絡したところ、お母さま、そしてご当人が電話口に出て、それは確かに私のしたことですとの返答。理由を聞けば、コロナでみんなが大変な思いをしている中、「小さなことでも何かしたかった」。そこで思い立ったのがクリアファイルを一工夫してマスクケースをつくり誰かに届けること。誰に届けるかはいろいろ思い悩んだけれど、中学3年間の登下校で利用していた関東バスの運転手さん達が最後に思い浮かんだのだそうです。
 思いがあっても行動に移すまではなかなかできないものですよね。その小さな思い、伝わっていますよ。私たち二高は、この度、1年生411名をお迎えいたしました。けれども、コロナの影響で、当初の予定は大幅に変更され、現在もオンライン授業が主体で、登校日も分散で週1回程度にとどまっています。我慢、我慢の連続で、新聞やTVから目にするもの耳にするものは暗いニュースばかり。加えて、困難に直面した時の人間社会の弱さなのか、差別や偏見といった記事も世に溢れています。みんなが自分のことばかり考えがちですが、こういう時こそ、周囲への気配り・目配りが利き、行動に移せることが大事なのです。1年生の皆さん、いましばらく厳しい局面に変わりはありませんが、思いやりを持った前向きな高校生活を過ごしてください。
 
高校教頭 中島正生
 

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