中学3年間の学習
中学校の授業はどの教科も基礎をしっかりと勉強していきます。特に進度が速いということはありません。大切なことは、授業に集中して取り組むことと、家庭学習の習慣をつけることです。このふたつの習慣は高等学校の学習でも役立ち、さらに将来の学びにもつながっていきます。中学ではこのふたつの習慣が確実に定着するよう指導しています。
カリキュラム
主要5教科は標準時間より多くの時間を割り当てています。特に、英語に週6時間を充て、うち1時間は英会話としてクラスを2分割し、ネイティブと日本人の先生がティームティーチングで進めます。また、各教科とも、小テストとノートチェックを随時行い、授業内容の復習やノートの取り方の指導をくりかえし徹底し、確かな学力を身につけさせます。
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中 学 1 年 |
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 音 楽 |
美術 | 保健 体育 |
技術 家庭 |
英語 | 道徳 | 特別 活動 |
総合 学習 |
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中 学 2 年 |
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 音楽 | 美術 | 保健 体育 |
技術 家庭 |
英語 | 道徳 | 特別 活動 |
総合 学習 |
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中 学 3 年 |
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 音楽 | 美 術 |
保健 体育 |
技術 家庭 |
英語 | 道徳 | 特別 活動 |
※総合的な学習の時間(各学年2時間)は、各学期末に集中的に行います。
国語
「ことば」を深化させよう
人間は「ことば」を使って思考しています。国語の学びは、「ことば」を深めて思考を磨き、行動を洗練させ、豊かな人生を形づくることにつながります。語彙力・分析力に支えられた深い読解は、豊かな自己表現と表裏一体です。授業でのコミュニケーションを通じて、自分の「ことば」を深化させましょう。
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社会
「なぜだろう」という疑問を大切に
授業では1・2年次に歴史的分野と地理的分野を、3年次には公民的分野を学習します。授業を通じて、それぞれの分野の基礎的思考力・表現力を鍛えるとともに、課題を通じて自分で考え、調べ、解決する態度を養っていきます。
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数学
解法を模索する喜びと楽しみを
授業や演習を通して、基礎的な知識や計算力などの土台作りを徹底します。その上で、主体的に解法を模索する力を養い、思考の過程を伝える解答作りを目指します。個々の実力に応じた多くの演習や活動の中で、問題を解く喜びや数学の楽しさを味わい、実社会で通用する論理的思考力・判断力を育んでいきます。
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理科
五感を使って体感することから始まる
理科校舎を活用し実験の機会を多く設けています。最初の授業では実験器具をまず分解して組み立てることから始め、実験の心構えを身に付けていきます。見る・触る・嗅ぐことが理科への興味と関心を深めます。
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英語
実践的なコミュニケーション能力を
教科書・演習・英語活用の授業を通し、読む・書く・聞く・話すの4技能をバランスよく鍛えます。3つの授業を体系的に行うことで、繰り返しによる基礎の定着と高度な知識の伸長を徹底します。英語活用は日本人教師と外国人講師による少人数制です。使う場面を意識させる教材や活動等を効果的に導入しています。
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音楽
音楽の世界へ…より広く、より深く
中学の音楽では歌唱・器楽・理論を三本柱にして、音楽のいろいろな領域を多面的に学んでいます。授業中は自発的に取り組むことが重視され、多少の困難があっても諦めずにやり遂げる力を養います。器楽分野ではリコーダーだけでなく篠笛(日本の伝統楽器)も実習し、日本と西洋の音楽文化の違いを浮き彫りにします。生徒たちの音楽体験は三年間の授業を通して深まっていき、音楽の真の美しさと出会うことになります。

美術
美術を楽しみ、豊かな発想力を
中学では幅広い分野から美術に触れていきます。絵画や彫刻だけでなく、生活の中にあるものをデザインしたり、制作しながら発想力を養います。また、高校でより専門的な制作をするための基礎力を固めることも大切にしています。美術とは心を豊かにするものであるので、生涯に渡って美術を愛好して欲しいという思いを持って指導しています。

体育
体育の6ヶ年ストーリー
体育は、6ヶ年(3ヶ年)の授業を通じて、運動に親しむ生徒が学年進行とともに増加していくような、卒業後は少なくとも一つ以上のスポーツや運動に親しみ、豊かなスポーツライフを実践する人物が数多く育つような指導を心掛けています。
中学入学年次には、男女の枠を越え、クラスという枠組を中心とした活動から、運動の楽しさや集団生活の基盤を学びます。中2から高2までは男女それぞれの発育発達段階に応じたさまざまな体育活動を通じて心身を鍛え、卒業となる高校3年次には、生涯スポーツを見据え再び男女共修とし、男女差や体力差を認め合いながら互いに協力し合い、生涯を通じて主体的かつ協働的にスポーツを楽しむ姿勢を身につけます。

保健
保健は実生活科目
保健は、豊かな人生を送るための知識と能力を高める実生活科目です。中学では保健体育という1科目の中で取り扱われ、高校では保健と体育とは別科目として授業を行い、座学や実習を通して仲間とともに学んでいきます。
国内的にも国際的にも社会情勢が急速に変化していく中、より良く生きていくためには、若い時期からの健康づくりや良き生活習慣の実践が求められます。内容は、健康の保持増進に対する知識を深めたり、生活環境を守るための知識や能力を高めたり、少子高齢社会における福祉や医療の内容について学ぶなど、社会生活と密接にかかわっています。

技術
生活に密着した学び
技術では、「ものづくり」と「情報」を中心に学習します。作品作りを通して、生活と技術のかかわりについて理解を深め、積極的に生活に活かせることを目標にしています。特に、「情報」では、基本的なソフトウェアを用いた作品作りだけではなく、プログラミングにも挑戦しています。

家庭
自立した生活を目指す
中学校の家庭科では、生徒達が自立した基本的生活ができることを目標にしています。実生活では様々な問題が起こっている昨今、知識だけではなく実体験を通した学習が問題解決に必要になります。そこで本校では、色々な実習をできるだけ多く取り入れて生徒が積極的に取り組めるような授業を行っています。
体育大会
紅白対抗で築くタテ・ヨコの絆
中学の体育大会は10月の爽やかな秋空のもと、校内の人工芝グラウンドで行われます。体育の授業等での練習を通して、クラス全員の気持ちを1つに全力で取り組み、信頼の絆を深めます。
体育大会の最後には、1~3年生全員で、日大二中伝統の「二中囃子」を踊ります。
中3修学旅行
平和学習とわたしたちの旅

中学の修学旅行は広島と京都・奈良へ出かけます。被爆地・広島では平和学習を班別自主研修の形式で行い、京都・奈良では歴史と伝統に触れ、教科書の内容が自分自身の経験となって染みこんできます。
弁論大会
みんなの前で自分の「ことば」を発する

クラス・学年の予選を経て選ばれた生徒が、中学全生徒の前で自分の意見を述べます。人前で話すことはとても緊張しますが、きちんと自分の言葉で話して耳を傾けてもらう経験は大きな自信につながります。
文化祭(銀杏祭)

「教科展示」のほか、各学年ごとに趣向を凝らした「学年ステージ発表」を行います。劇あり、歌あり、ダンスあり…企画から照明・音響の操作なども全て生徒が行います。華やかな舞台とそれを支える裏方との息の合った連携が、ステージを盛り上げます。
学芸行事

写真は、平成27年の管弦楽団によるコンサート
本校では、3年間で様々な体験ができるよう、毎年ジャンルを変えて学芸行事を行っています。2024年度は、銀座ブロッサムへ、寄席の鑑賞に行ってきました。 生徒さん達は普段はあまり触れることのない落語や漫才、イリュージョンを実際に自分たちの目で見て、聞いて、すっかり引き込まれているようでした。
中1林間学校

昭和44年、志賀高原(長野県)の一ノ瀬に本学園の寮が完成しました。寮はイワナのはねる川、四季折々の色彩を放つ山々、夏は涼しく高山植物が咲き乱れ、冬は良質の雪が降り、近くには長野オリンピックコース焼額山ゲレンデもありました。夏休みと同時にこの自然に溢れる寮で、中学校二年生の林間学校が昭和48年から始まりました。
平成6年に寮が閉鎖し翌年からは、長野県白樺高原で7月上旬に新たな林間学校が始まりましたが、梅雨末期の天候で晴天に恵まれず日程計画が見直されました。平成27年からは、梅雨明けの夏休み(7月下旬)群馬県嬬恋村鹿沢高原で実施、現在に至っています。林間学校の目的は、喧噪な都会から離れ、自然に親しむことにあります。新鮮な空気を吸い、美しい高山植物をながめ、夜は降るような星空をながめ、豊かな自然を実感することにあります。
また、登山を通じて苦しさを乗り越え、満足感、達成感を味わうことにあります。寝食を共にしながら友人との語らい、協力から生まれる集団生活のすばらしさも体験することも出来ます。
林間学校は3泊4日の日程で行われます。初日は群馬県嬬恋村鹿沢高原までバス移動、お昼すぎにホテルに到着後、開校式を行い、その後、ホテル周辺の散策と満天の星空の下でキャンプファイアーを実施。二日目は、池の平湿原と篭ノ登山を中心に20名に1名の登山ガイドがついて自然観察(地形・植物など)の指導を受けながらネイチャートレッキングを実施、夜は各グループ別に自然観察で得た内容を振り返りシートに記入します。三日目は、個人の希望する体験学習(湯ノ丸チャレンジ登山・湯尻川周辺自然散策・樹木観察とクラフト・火起こしと青竹クーヘン)にわかれて1日を過ごします。最終日は班ごとに鹿沢スノーエリアスキー場レストランで、林間学校全般を振り返り、個々のまとめと発表、その後、閉校式をおこない学校に戻ります。
中1水泳講習

中学1年生の夏休み中、水泳の苦手な生徒を対象に、6日間の講習を行っています。例年100名ほどになるので、心配は不要です。体育科の教員や水泳部の卒業生が指導にあたり、綺麗なフォームで、25M以上の長い距離を泳げるようにすることを目的としています。講習はとても雰囲気が良く、講習が終わる頃にはみんな自信の得た表情に変わります。短期講習を通じ、苦手な事に対して取り組む姿勢や、何かに挑戦する気持ちを育みます。
中2日本大学理系学部見学

中学2年の2学期には、最先端の学問研究やテクノロジーにふれ、理系科目への興味・関心を喚起させることを目的にして、日本大学の理系学部を見学し、講義を聴いたり実験の体験をしたりする行事があります。生産工学部・理工学部・文理学部・薬学部などから1つの学部を選び、キャンパスに集合します。
入学式
本校の入学式は4月上旬に中学・高校が同じ日に連続して行います。小学校を卒業したばかりの初々しい新入生が希望に胸をふくらませて式に臨みます。これから始まる学校生活に不安を持つ生徒もいますが、新学期が始まって数日もすると、各教室からは和気あいあいとした賑やかな生徒の声が聞こえてきます。
毎年、入学式で学校長が強調されることですが、行事やクラブ活動に積極的に参加し、いろいろな人と接し、判断力や自己を管理する能力を身につけてほしいと思います。
マラソン大会

耐寒マラソン大会は毎年2月の中旬に中・高同時に開催しています。現在は立川の昭和記念公園で行っております。中学男子・女子ともに約4㎞を走ります。3学期になると体育の時間はマラソン大会にむけての走り込みを行います。
卒業式

中学校の卒業式は3月の中旬に体育館で行われます。卒業証書が校長先生から一人一人に手渡しされます。勉強で頑張った生徒、部活動や行事で活躍した生徒、それぞれがそれぞれの思い出を持ちながら卒業証書を受け取っていきます。
ほとんどの生徒が内部進学で、春からは高校生として、高校校舎で授業を受けることになります。受験というものがないので、進学に苦労することはありませんが、学習も難しくなり、また、行事や部活動もレベルの高いものになります。気を引き締めて、四月から始まる高校生活に備えてほしいと思います。