
法的思考力の体験学習
2025年01月17日(金)
- #学び
立教大学法学部山口敬介教授がご指導されているゼミナールの学生さん6名が来校され、研究授業を実施。この授業は同大法学部に進学し山口ゼミで学ぶ卒業生のご縁で実現しました。
テーマは、『障がい者と健常者の逸失利益(いっしつりえき)の違い』。授業の狙いは、法的思考力の体験と複数の視点から問題の解決策を考える力の育成です。すでに年内入試で日本大学法学部や立教大学をはじめとする他大学の法学系統への進学を決めた高3生徒28名が参加。
障がいをもつ人の逸失利益の算定方法という具体的問題を通じて、法には「正解」がわからない問題があること(裁判官の判断が分かれるような問題もあること)や、そのような難問についてどのように考えるのか。前半の講義と後半のグループディスカッションを通じて理解を深めました。
ゼミ生の準備も入念に行われていたご様子で、6班に分かれたグループワークも活発に行われ、本校生徒にとって当方が期待した以上の学びを得る機会になったかと思います。
日本大学第二高等学校 校長 中島正生