大接戦の行く末は

2023年07月22日(土)
  • #部活動
  • #硬式野球部

西東京大会参加123チームに許される神宮球場での試合切符はわずか8枚。その8枚の切符を賭けた西東京大会が、21日(金)炎天下の府中球場で行われた。
二高の対戦相手はシード校の早稲田高等学院。

 試合は、初回に二高が鮮やかに先制点を挙げて序盤を優位に進めたが、中盤からシード校早稲田が徐々に底力を発揮し始め、目まぐるしく点を取り合う大接戦の展開に。1球ごとに固唾をのむような試合を、チアダンス部や吹奏楽部をはじめ多くの一般生徒で埋まる二高一塁側応援席は、全力応援で選手たちを鼓舞した。

 7対9で迎えた9回表、下位打線から始まった二高攻撃陣はしぶとくつないで1点差に詰め寄り、二死から代打ホームランで9対9の同点に追いつき、総立ちの応援席のボルテージは最高潮に達した。

 激戦をものにするのは早稲田かそれとも日大なのか。
神宮への切符を手にしたのは、9回裏に2本の2塁打で勝ち越した早稲田高等学院。最後まで熱戦を繰り広げた両者には、スタンドから惜しみない拍手が贈られた。

 試合後、涙にくれてメンバー外の部員や応援してくれた仲間たちにゴメンを繰り返す選手たち。
それを遠目にみながら、「君たちが謝るべきものは何ひとつのない。こんなにも応援してくださる仲間がいたじゃないか」と心の中で語りかけるのが精一杯であった。

日本大学第二高等学校 校長 中島正生

            

             

               

          

                    

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