創立記念式典を執り行いました。

2023年10月25日(水)

日本大学第二学園は、10月31日に97周年を迎えます。

本日、10月25日には創立記念式典が執り行われました。

理事長式辞

 皆さん、お早うございます。今日は中学2年生に記念ホールに入ってもらいました。ここから全教室にテレビ中継となります。さて、観測史上最高を記録した酷暑の夏から一転し、本校の銀杏並木も秋の色に染まりはじめました。この美しい季節に私たちの学園は、6日後の10月31日に、97回目の創立記念日を迎えます。皆さんと共に祝いたいと思います。おめでとうございます。 
 正門を入って左側に、創立者の山野井亀五郎先生の銅像があります。山野井先生は、私たちには想像つかない程の戦中・戦後の苦難の時代を乗り越えて、今日の日大二中・二高の礎を築いてくださいました。 
ホームページの「学園の歩み」のところには、存続が危ぶまれた厳しい時代にも、教育の灯を消すことなく歩んできた学園の歴史が紹介されています。皆さん、ご覧になりましたか。年に一度の創立記念日に97年にわたる学園の歩みに思いを馳せてもらえたら嬉しく思います。 

 さて、学園の歩み以上に世界は目まぐるしく変化しています。地球環境問題や感染症の行方、戦火の中の人々の生活、AIの進化と気になることが次々に起こります。私たちは情報の渦の中にいて、フェイクニュースに惑わされたり、判断の是非を世間の流れに任せたりしないように気を付けなくてはなりません。今こそ、対話を通して人との関わり方の重みを再認識する必要があると思うのです。 
 声や表情から、相手の考えや気持ちを読み取ろうとする姿勢は、AIの出す正解以上の「人間力」をもたらすでしょう。人との関わりを通して人間力を養い、物事を判断するときにも世論に流されるのではなく、主体的に考えて判断していくことが必要です。 
 コロナ禍から4年経った今、活気ある日常が戻ってきました。来校者も増えました。先日も卒業生三人が銀杏並木道で思い出にふけって、出張中の私に手紙を残していってくれました。 
 その一部分を紹介します。 
「30年以上が過ぎても大切な母校。これからもずっと誇れる素敵な存在であり続けてください。二高の思い出は新たなエネルギーとなって私の中にチャージされていきます。創立百周年に向けて二高の進化に負けないよう卒業生も成長していきたいです。」と。この文面の端々に母校への感謝や在校生への優しい思いやりが感じられました。 
 後輩の皆さんへの思いは、まさしく校訓の「信頼・敬愛」の繋がり、そのものでしょう。その素晴らしさに感謝しつつ、この温かい繋がりが学園の伝統の中にずっと生き続けることを願って式辞といたします。 

 このあと、今日は誇らしい卒業生がお話して下さいます。たのしみです。 
  二中生 がんばれ ♪  二高生 がんばれ ♪

日本大学第二学園
理事長 長島庫子


                   

同窓生講話

理事長からお話を頂いた後、同窓生による講話をいただきました。

創立記念式典では例年、同窓生の方に講話をしていただいております。
本年度は、本校卒業生の 若井 映亮さんにお話を伺いました。 

若井さんは、本学園には中高6ヶ年在学され、在学中は中・高ともにサッカー部に所属されておりました。
株式会社TORIHADAを起業され、2022年より同社代表取締役社長に就任、
現在の従業員数は100名を数え、渋谷区道玄坂にオフィスを置くまでに急成長されております。 

「すべては夢見ることから始まる(It all begins with dreams.​)​」をテーマに
在学時のエピソードを交えながら、在校生に向けて夢をみる大切さを教えてくださいました。

若井さんのお話を聞いて、在校生の皆さんはどう感じたでしょうか?

これからも挫折や失敗をすることはたくさんあるかと思います。

忘己利他の精神を忘れずに、信念を強く抱き適切に努力すれば、挫折を繰り返しながらも、選択的な人生を歩むことができる。」

挫折した経験も、長い目で見れば自分がやりたいことへの経験や成功につながる、という
先輩からのメッセージを胸に、夢を叶えられるよう努力していきたいですね。

          

若井 映亮さん、ご講演いただきありがとうございました。
今後とも益々のご活躍をお祈り申し上げます。

株式会社TORIHADAの詳細はこちら


来年度からは新制服が導入されます。
2023年度から導入された新しいコース(人文社会・理工・医療)、90周年記念に設立された新校舎など変わっていく部分もありますが、
在校生にも卒業生にも、誰からも愛される学園であり続けたいと思います。

一覧へ戻る
TOP
学校案内・願書請求