この敗戦を糧にしてその先へ
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来春の第96回センバツ出場校を決める秋季東京都高校野球大会準決勝が、11月4日(土)神宮球場にて行われ、
強打の創価高校の前に0対7で屈し、1961年第33回大会以来3度目の選抜甲子園出場の夢を絶たれた。
<試合概要>
すでに試合前からバックネット裏は満席で、観戦に訪れた観客は、創価スタンドの一塁側から入場するか、それとも日大二スタンドの三塁側から入場するかの選択をしなければならぬ状況。両校のスタンドは、ベンチ外の野球部員にご父兄・駆け付けた両校の吹奏楽部や卒業生、そしてどちらを応援しようか迷いながら座席についた高校野球ファンでどんどん埋まっていく。そんなスタンドを全国大会常連の本校チアダンス部が彩を添えた。
日大二1年宮村くん、創価2年森山くんの両左腕の先発で始まった準決勝は、これまで全試合を2桁得点の猛攻で勝ち上がった創価高校の打撃陣と2度のタイブレークを制して勢いに乗る日大二の粘り強い守り、どちらが勝るかが試合を左右するといわれていた。
試合は3回裏、今大会初先発の宮村くんが適時打を許して1点先制されると、つぎの4回裏にはソロホームランを浴び、5回裏には相手強力打線につかまり、緊急登板した2年生右腕岩本くんの火消しも及ばず4点を献上。7回には3人目の登板となった2年生エース鈴木くんがダメ押し点を取られ7回コールド負けを喫した。二高打線もこれまの粘り強さを打ち消され、散発の5安打に抑え込まれた
今大会ブロック大会を含めて7試合を戦い抜いた日大二高は、試合ごとに課題を整理し、次戦には課題を修正し成長した新しい姿を見せ続けてくれた。
何よりも失敗を放置できない・しない理想の高校野球チームであり続けてくれたことが嬉しい。この準決勝も決して無駄とはならないはずだ。
応援してくださった吹奏楽部・チアダンス部・卒業生の皆さん、そして高校野球ファンの皆様、ありがとうございました。
日本大学第二高等学校 校長 中島正生