東京消防庁消防総監賞受賞「そのとき何が…」

2020年12月22日(火)
  • #学園生活

  そのとき何が起きたのか振り返ってみましょう。

 「12月4日13時25分頃、長年にわたり校内でお仕事をされている業者スタッフ(女性)が記念ホール前で突然、崩れるように倒れた。

通りがかりの先生がすぐさま倒れた女性に声をかけるも、意識なし・脈はほぼなし・喘ぎ呼吸を発している状態。第1発見者は直ちに周囲に応援を要請し、集まった職員・生徒が連動して、救急通報誘導・中学保健室への急病人搬送・AEDの運搬に分かれ救護体制に入る。AED運搬はその場にいた高校3年生5名(国公立クラス)が協力。中学養護教諭は直ちに胸骨圧迫措置及びAED装着・除細動診断を実施し(急病人発生からおよそ5分)、1回目の判定で除細動を行い、女性は弱いながらも脈と呼吸を取り戻す。以後、高校養護教諭も現場にかけつけ、手分けして胸骨圧迫・バイタルチェックおよび除細動診断2セットを実施した後に救急隊が到着。(13時36分。連絡から到着まで約10分)急病人の発生から救急隊到着までの空白の11分を、バイスタンダーで協力して埋め合わせ、命を無事に救急隊に引き継いだ。」

この素早いバイスタンダーの行動に対し、「心肺停止状態に陥り生命の危機に瀕していた女性に対し教職員と生徒が一丸となって一連の適切な救護措置により救命した」として消防庁は評価。

12月22日の終業式に荻窪消防署長の鈴木署長が使者として来校され、中学校・高等学校それぞれに東京消防庁消防総監賞を授与・伝達され、今回の救護活動に対し感謝の意を述べられました。

合わせて急病人は現在、自力歩行ができるまで回復され、近々社会復帰される見通しとの朗報もいただきました。

    

    

               

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