神宮の森に学園歌

2024年07月27日(土)
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  • #硬式野球部

 プロ野球と違って、やり直しの利かない・負けたら終わりの高校野球においては、しばし思わぬ試合展開になることがある。炎天下の神宮球場で行われた硬式野球部の準決勝戦(VS早稲田実業)は、思わぬ試合展開となり3対14の5回コールドゲームで敗退。聖地甲子園への出立まで、あと2歩及ばなかった。

 試合は、開始早々、早稲田伝統の応援歌 『紺碧の空』の大声援のもと、早実打線に火が付き、早くも2点を先制される苦しい展開。対して二高応援席は、野球・チアダンス・吹奏楽・軟式野球部員および一般生徒や保護者の皆様でほぼ満席となり、それを取り囲むように多くの卒業生の皆様が駆け付け大声援で選手たちを鼓舞。それに応えるように2回裏に1点を返し、スタンドは学園歌の大合唱で大盛り上がり。ゲームの流れを押し戻した。

 ところが魔の3回表、思わぬ試合展開が待っていた。

 敗戦後キャプテンは、『応援してくださる皆様の前でプレイできて本当に幸せでした。それが今日で終わりかと思うととても寂しいです』とコメント。いいえ、応援に背中を押された選手・部員たちは本当に頑張り、高校野球の伝統的応援文化を体感できる貴重な場を設けてくれました。選手・部員は下を向く必要はありません。こちらこそ君たちのプレイをもう一度見ることができずに本当に残念。

 ありがとうございました。

日本大学第二高等学校 校長 中島正生

          

          

          

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