アジアチャンピオンが校長室来訪
2024年07月30日(火)
- #活躍する卒業生
うだるような猛暑の中、2020年9月にタイで行われたABFスパーフェザー級タイトル戦を制してチャンピオンになった2010年3月卒の藤岡勇貴(リングネーム:藤岡飛雄馬(ひゅうま))さんが、校長室を訪れてくれました。
(写真は獲得したチャンピオンベルト:持たせてもらいましたがかなり重いものです)
今回の来訪の理由は、この8月に15年続けてきたボクシング生活にピリオドを打つという報告のためでした。
在校中の彼は、お世辞にも“できた”分類の生徒ではありませんでしたが、校内ですれ違うたびに挨拶を交わしているうち、お名前を知るようになり、また、彼に対する興味を勝手に膨らませていきました。
卒業後、ボクシングの世界に彼が飛び込んだ時は驚き、大丈夫かなと思ったものですが、徐々にその世界で底力を発揮し始め、なんと、あの厳しい世界に15年ものあいだ身を置いてきたのです。
タイでは彼のサインを求めるため、ファンが行列をつくるほどの人気ぶりです。
『今後はどうするのですか』と問うと、『まだ全くの白紙です』との答えが返ってきましたが、著しい成長を遂げた彼なら、きっと、どの世界に身を置いてもやり遂げるに違いありません。
今度は卒業時の時のように心配せずに彼を見送りました。
日本大学第二高等学校 校長 中島正生