防災訓練を行いました
- #学び
10月23日(水)に、防災訓練を実施しました。
本校は、万が一の時に備え、防災訓練・防災学習にも力を入れて取り組んでおります。
年に2度行われる防災訓練ですが、今回の防災訓練では、授業中の地震による火災発生を想定し、高校生はグラウンド、中学生は体育館へ避難をしました。
避難訓練後には、災害により帰宅困難となった場合の行動について、防災学習を行いました。
今回の学習内容は、高校生が「行動ラインの設定」、中学生が「宿泊シミュレーション」です。
「行動ラインの設定」では、交通機関やスマホが利用できない場合を想定し、
道路の安全が確保され高校生が徒歩での帰宅が可能となった際の、「行動選択ライン」を作成してもらいました。
「宿泊シミュレーション」では、学校に中学生が宿泊することになった場合を想定し、
自分が睡眠をとるのにはどのくらいのスペースが必要になるかを実際に横になって体験してもらいました。
実際にやってみることで、生徒だけでなく教員もイメージを持つことができ、今後の防災の準備の参考となりました。
最後に、荻窪消防署署長に講評をいただきました。
学校には、全校生徒が約3日間しのげる飲み水や非常食が確保されております。
東日本大震災の際は、東京は帰宅困難者で駅や道路があふれており、帰宅途中で疲れて具合が悪くなる人もたくさんおりました。
その為、万が一のことがあった際は、どんなに近くの方でも保護者様にすぐ迎えに来てもらうのではなく、安全の確認が取れてから動くことが何より大事だとおっしゃっておりました。
今後30年のうちに首都直下型地震や南海トラフ地震などが起こるといわれています。
災害を防ぐことはできませんが、備えることがなによりも大事です。
万が一の時に、最悪の事態を防ぐことができるよう備えましょう。