
9月 沖ノ島・館山航空隊戦跡(千葉県)
2025年09月16日(火)
- #部活動
- #ワンダーフォーゲル部
9月の活動は天候不安定で、山頂を目指さず千葉県館山の沖ノ島に行きました。関東大震災の隆起、海軍基地の埋め立てで陸が近くなり、砂が集まって陸続きとなった無人島で、サンゴ生息地の北限だそうです。
館山駅前からすでに南国の雰囲気で、豪雨明けで風が猛烈に強く、海は濁っているもののそれでも結構に青く、東京湾の出口・太平洋の入り口を感じました。砂浜で島に渡り、磯を歩いて島をひと回りしました。
内緒にしておいた岩場の洞くつは眺めがよく楽しんで戻りましたが、戦争遺跡であることを説明すると「複雑な」様子でした。海軍が使った赤山地下壕跡と、飛行機を隠した掩体壕まで歩きましたが、洞くつ地下壕のすごさとその目的を思うとやはり「複雑」でした。バスがそもそも「館山航空隊」行きで、自衛隊の街でもあるけれど、実は館山には特攻基地があったくらいに戦跡が多いところでもあります。本校では中学広島、高校沖縄での平和学習に取り組みますが、その「複雑」を大切にして、おとなり千葉の今も当時も思って過ごしたいです。次は10月、紅葉でしょうか。