防災訓練「災害時のトイレ事情」

2025年11月07日(金)
  • #学園生活

10月8日(水)の4時間目に、防災訓練を実施しました。

本校では、毎年4月と10月に、災害時のさまざまな状況を想定して、毎回異なるテーマで防災訓練・防災学習を行っています。

今回は「災害時のトイレ事情」について学ぶことを目的とした訓練を行いました。地震発生後の避難生活を想定し、排泄物の量や処理方法を実際に体験する内容です。

訓練では、ペットボトルの水を排泄物に見立て、ビニール袋と凝固剤を使って処理する方法を各教室で体験しました。さらに、ハッカを用いて臭気の広がり方を確認し、避難生活の現実により近い状況を再現しました。

また、本校放送部が制作した「簡易トイレの使い方」動画を視聴し、訓練の最後には東京都消防庁 荻窪消防署 天沼所長様による防災講話を拝聴しました。

日本大学第二中学校・高等学校の生徒数で試算すると、2,000人が1回排泄するだけで約600kgの汚物が発生します。1人が1日5回排泄すると、1週間で20トン以上にもなる計算です。
このような現実的なデータから、災害時におけるトイレの確保と衛生管理の重要性を改めて認識することができました。

衛生・健康・人間らしい生活を守るためには、トイレの準備と知識が不可欠です。
これからも、実際の状況を想定した防災訓練を通じて、安心につながる学びを深めていきます。

なお、本訓練の実施にあたり、中央大学杉並高等学校様の防災訓練を参考にさせていただきました。
ご厚意とご協力に、心より感謝申し上げます。

 

    

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