学園創立99周年を迎えました

2025年10月31日(金)
  • #学園生活

10月31日は、日本大学第二学園創立記念日です。

創立99周年を記念し、10月29日(水)には、「創立記念式典」を執り行い、式典後には、「学園創立100周年記念企画」の受賞作品を、学内に向けて発表いたしました。

日本大学第二学園創立記念式典

理事長式辞

 皆さん、おはようございます。 
 今日は高校1年生の皆さんに記念ホールに入ってもらっています。そしてこの様子は、全教室にも中継されています。画像や音声、届いていますか?

 さて、観測史上最高を記録したあの暑い長い夏から一転して、いまは学園の銀杏並木も少しずつ秋色に染まってきましたね。 
 この気持ちのよい季節に、私たちの学園はあさって10月31日に創立99周年を迎えます。皆さんと一緒にこの日を迎えられることを、とてもうれしく思います。99周年、おめでとうございます。人間でいうと白寿の記念日ですね。 

 正門を入ってすぐ左に、創立者・山野井亀五郎先生の銅像がありますね。山野井先生は、77歳の創立記念日にその生涯を閉じられました。 
 先生は、今の私たちには想像もできないような、戦中・戦後の厳しい時代を乗り越え、今日の二中・二高の土台を築いてくださった方です。 

本校のホームページにある「学園の歩み」には、学校の存続すら危ぶまれた時代にも、教育の灯を絶やさずに歩み続けた歴史が紹介されています。もしまだ見たことがなければ、ぜひ一度読んでみてください。創立記念日は、99年間の学園の歴史に思いを馳せる、そんな日にもしてもらえたら嬉しいです。 

 そして、山野井先生の銅像の横には、「辛(しん)」という一文字が刻まれた石碑があります。(つらいとも読みますね。)これは、私が高校生の時の校長先生、輿水季吉(こしみず きよし)先生が書いて、大切にしていた言葉です。輿水先生は、「辛抱」と「努力」をとても大事にしておられ、私たちに、いつもそのことを教えてくださいました。その教えは、今もこの学園の中にしっかり受け継がれています。

 勉強、部活動、友達関係……時には「つらいな」と感じることがあるかもしれません。もしかしたら、つらいことのほうが多いかもしれませんね。でも、輿水先生は「その先には、きっと成長がある」とおっしゃっていました。 「辛抱」と「努力」。この言葉を、そんな時に思い出してほしいと思います。
 そしてもう一つ。「辛」という字に、ほんの一本線を加えると、「幸(しあわせ)」という字になります。いいですよね。しあわせ。皆さんも、つらいことを乗り越えて、努力して、幸せになってください。

 て、今日はそんな“辛抱と努力”をまっすぐに続けてこられた卒業生、三井真理さんにお話をしていただきます。少しかしこまって紹介しましたが、実は在学中は「栗原真理さん」で、私は「クリマ」と呼び合っていたんです。

三井先生、卒業生講話をよろしくお願いします。

同窓生の講話

学園創立記念式典では、毎年様々な分野で活躍されている同窓生の方に、ご講話いただいております。

今回は、平和5年3月に本校を卒業した、三井真理様にご講話いただきました。

<三井 真理氏 プロフィール>(写真右)
国立成育医療研究センター 周産期・母子診療センター 診療部長

本校を卒業後、日本大学医学部に進学。日本大学大学院医学研究科博士課程を卒業し、在は、国立成育医療研究センター、周産期・母性診療センター診療部長として、日々、産科医療の現場で命と向き合い、最新医療に取り組んでいらっしゃる先生です。  

講話では、本校在学中に医学部を志した理由や、大学進学後に産婦人科を目指すようになった経緯、現在の仕事内容、心がけていることややりがいなどについてお話しいただきました。

<三井先生から在校生へのメッセージ >

医師は自分の知識や技術で、人の生命を助けることができます。責任も重圧もあるけれど、それ以上の達成感と誇りを持って続けていける仕事かつ生き方です。

医師として生きる選択肢は覚悟も努力も必要ですが、中高時代に鍛えられた【日大二魂】が大きな支えになります。

もし皆様の中に、医師になりたいなと思う方がいたら、(心身の無理のない範囲で)ぜひ挑戦してみてください。気持ちが変わらないなら迷うことはないです。

三井先生、ご多用の中お越しいただき、誠にありがとうございました。

創立100周年記念企画受賞作品発表

式典後には、「学園創立100周年記念企画 ロゴ・キャッチフレーズ募集」の受賞作品を学内発表し、最優秀賞の生徒と受賞者家族に賞状と副賞を贈呈いたしました。

受賞作品についてはこちらのページよりご覧ください。

 

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