日本大学第二中学校 理科科

 本校理科科より教科内容の紹介を行います。宜しくお願いします。
 現在本校でも社会のICT化に伴い、生徒は1人1台のパソコンを持っています。そして現状では、様々な教育・実験動画がインターネット上には公開されており、もはや実験を行うことなく実験やその結果を見ることができます。
 しかし教科としては実験を大切にしています。実際に手を動かし、器具を扱い、実際の現象をとらえることの楽しさや難しさを体験することが大切だと考えているからです。

本校の理科教育について

 本校では1年生から3年生まで、それぞれの学年で1週間に4時間の理科の授業が設定されています。また、中学生になると、理科は2つの分野に分かれます。それぞれの授業名を理科第1分野と理科第2分野と呼びます。さらに理科第1分野では物事の原理や現象の発見を中心とした物理及び化学の分野を扱っています。そして理科第2分野では、様々な生き物や植物、地球や宇宙などを扱う生物及び地学を扱っています。それぞれ1週間で2時間ずつ設定されています。

本校の理科教育について

 本校には理科4分野の物理、化学、生物、地学の教員がいますので、理科第1分野と理科第2分野を、それぞれ異なる教員で担当しています。また、本校には理科校舎という理科の実験を専門に扱う校舎を独立して完備しています。教室の内訳も物理・化学・生物のそれぞれの実験室を2教室ずつ、かつ地学の実験室を1教室の計7教室が配置されています。先述の通り、実験を大切にしていますので、進度は焦ることなく、先取りを行うこともなく、両分野で実験を取り入れながら、しっかりと内容が定着するよう授業に取り組んでいます。

※新型コロナウイルス感染症が流行する前に撮影した動画です。

夏休みの宿題・文化祭展示

 1年生は夏休みの期間中に宿泊行事として林間学校を実施しています。自然体験のプログラムも含まれているため、自然を身近に感じる機会があります。そこで、主体性や表現力の成長を期待して、第2分野・生物の範囲である植物についての調べもの学習を行っています。また、2年生では両分野ともに1年次からのため込みで学習が深まっていきますので、思考力や知識の成長を期待して第1分野・化学の範囲である元素についての調べもの学習を行っています。

夏休みの宿題・文化祭展示

 3年生は中学生の総まとめとして、教科として範囲の指定を意図的に外し、自由研究を行っています。1、2年時にため込んだものを活用して夏休みに自由に研究を行ってもらいます。研究レポートを見るとどの分野に偏ることもなく自分の好きな分野の研究を行っており、生徒1人1人の個性を感じると共に、判断力や多様性の成長を感じることができるとても貴重なレポートです。また、文化祭の際には、その年の1年生から3年生まで調べもの学習を集結させて、来校者の皆様や本校生徒に学習の成果を発表しています。是非ご覧になって頂ければと思います。

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